このような例文があります。
“She is the virtual president in this office.
Google翻訳では
「彼女はこのオフィスの仮想社長です。」
Webio翻訳だと
「彼女は、このオフィスのバーチャル大統領です。」または
「彼女は、この職のバーチャル大統領です。」
となります。
うちの会社の話ではないのですが、
社長の奥様がいっしょに働いている職場ってありますよね。
仮に山本工務店さんとしましょう。
山本工務店の社長は山本光太郎さんなのですが、人事権とか備品の購入、仕入れ商品の価格交渉については、奥さんの貴子さんがやっています。
社長の光太郎さんは貴子さんに頭に上りません。
つまり、光太郎さんは登記簿上は社長なのですが、実質経営を担っている事実上の社長は貴子さんと言うことになります。
つまり
「彼女はこの会社の事実上の社長です。」
という文章を翻訳すると、
“She is the virtual president in this office.
で、もしこの山本工務店が海外の企業でYamamoto corporationだったとしましょう。
あなたは、コピー機のセールスマンなわけです。
ある日のこと飛び込みであなたは山本コーポレーションにアポを取ります。
そのときに社員の一人がいいます。
“”She is the virtual president in this office.”
さて、このときあなたが説得するべき相手はだれでしょう?
もちろん、説得するべきはVirtual president である貴子さんです。
ところが、日本語圏の人が、Virtual president = 仮の社長 というふうに考えて、光太郎さんを説得するように努力することが多いのです。
光太郎社長はReal President ですが Virtual President ではありません。
英語圏の人のvirtual と 日本語のバーチャルだと、その受け止め方が180度違う。
そういう意識をもつと、バーチャルリアリティに対する認識が変わるとおもいませんか?